COACH

COACHと言えば、言わずと知れたアメリカのバッグメーカーとしては老舗中の老舗ブランドです。COACHの独特のなめし皮の柔らかさは、今でも有名ですが、クリエイティブデザイナーがリード・クラッコフに代わった1996年あたりから、COACHの製品のデザインがが劇的に替わりました。
それ以前のCOACHのバッグと言えば、ブラウンを基調としたオーソドックスなデザインで丈夫さが特徴で、それらはそれらなりに上品な雰囲気があって、多くの人に愛されてきましたが、リード・クラッコフがCOACHに加入した事により、COACH自身いわく「クリエイティブルネッサンス」と言うほどの、デザイン革命が起こったそうですが、言いかえればお堅いデザインが身上のCOACHがやっとデザインに目覚めたと言うところでしょう。
リード・クラッコフはCOACHのクリエイティブデザイナーであると同時にCOACHの社長にもついていますから、かれのCOACHでの改革はデザインだけではありませんが、リード・クラッコフがCOACHにはいる前と後では、同じブランドとは思えないぐらいの変化が、傍目で見ていても分かるほどです。
リード・クラッコフのキャリアがまたすごいもので、ラルフローレンやトミーフィルガーのデザイナーを経てコーチのデザイナー兼社長に就任していますが、言ってみればアメリカのカール・ラガーフェルドと言った人物で、バッグのデザインだけでなく、ファッションのデザインからアクセサリーまで、COACHと名の付くもののアイテムのデザインを手掛けるだけでなく、マーケティング、マーチャンダイジングから店舗設計、カメラマンモドキの仕事までこなしてしまう、スーパーマンです。
COACHの何が代わったかと言えば、既存のカテゴリーのアイテムが全部変わり、尚且つ新しいカテゴリーの分野、つまりファッション関連全てがCOACHの守備範囲になってしまった事です。
今の若い人にとっては、もはやCOACHがバッグの専門ブランドと言うイメージはないはずです。今やCOACHは、総合ファッションブランドとしてアメリカンファッションの旗手として生まれ変わったと言えます。リード・クラッコフはアメリカンファッション協議会のヴァイス・プレジデント(副理事長)に就任し、2001年2002年と連続でアクセサリー部門でデザイナーズオブイヤーを受賞しています。昔のCOACHをご存知であれば、最近のCOACHのショップにいってご覧あれ、アッと驚く事請け合いです。