UNIQLO

UNIQLOは、日本を代表するカジュアルウェアのブランドですが、UNIQLOが誕生して初めてカジュアル専門のブランドが日本でも社会的に認知されるようになったともいえます。UNIQLOの経営戦略は、いわゆる価格破壊といえるもので、UNIQLOが誕生してその価格の安さと品質の高さに、誰もが驚き、アパレル業界に一代旋風を巻き起こしました。
UNIQLOのアイテムの価格の安さは、規格統一された最大公約数のデザインと中国での委託生産意より、生産コストを極力抑えた事によります。UNIQLOのアイテムのバリエーションは、デザイン的にはジーパンやコットンパンツ、スウェットスーツやカットソーやポロシャツなど定番商品に限定され、後はサイズとカラーでバリエーションを展開していると言うシンプルなラインナップばかりでした。UNIQLOのこのような手法は、かってのファミリーレストランでも用いられた、同じ素材を使って、ソースなどでアクセントを付ける、ロスを抑えたメニュー構成と似たところがあると言えましょう。中国に食材調理を委託するあたりもUNIQLOの手法は良く似ています。
このような商品戦略によって急拡大したUNIQLOは、止まるところを知らず、常に高い目標に向かって邁進していますが、徐々にアイテム数が増え、アイテムのカテゴリーも増えてきています。UNIQLOの店舗展開も、日本国内に止まらず、アメリカ、イギリス、韓国、中国・香港と世界的な規模に達しつつあります。これだけUNIQLOが拡大を急ぐ背景には、アメリカンカジュアルウェアの日本上陸があります。そもそもUNIQLOの戦略のお手本は、アメリカンカジュアルブランドですから、本家本元の日本上陸に対しては、常に強迫観念を抱いていた節があります。
その証拠に、海外出店の第一号は、イギリスで、続いて中国、アメリカですから、欧米のカジュアルブランドへの強い対抗意識があったことは、確かなようです。
特にUNIQLOの海外進出で目立つのがフランスへの進出で、UNIQLOの店舗は一店舗しかありませんが、フランスのブランド、ワンゾーンを買収し、一挙に332店舗のグループ店舗を獲得した事は、驚かされました。
その店舗数は、実にUNIQLQの国内店舗の半数に上り、更にフランスのエフアール・フランス社まで買収し、その店舗数たるや400店舗以上で、ワンゾーンの店舗とあわせると、国内のUNIQLOの店舗と変わらなくなっています。エフアール・フランス社のコントワー・デ・コトニエが最近日本に店舗をオープンしています。UNIQLOのグローバル戦略の進行の早さには、国内での急成長以上に驚かされます。