ヴィトン
ヴィトンと言えば、日本でも今では知らないものはいない、フランスの大企業LVMHの中核企業であり、フランスを代表するバッグのブランであり、総合ファッションブランドと言えます。
正式な名称はルイ・ヴィトンですが、日本では親しみを込めてヴィトンと呼べれています。ヴィトンは日本人のアーテイスト村上隆とのコラボレーションでも最近話題を呼びましたが、ヴィトンとト村上隆とのコラボレーションは2003年から始まり、日本のアニメのキャラクターをモチーフにした村上隆のデザインの、ヴィトンのモノグラムは各界で注目の的になり、翌年にも村上隆とのコラボレーションのバッグが発表されたほどです。
ヴィトンの歴史は、長く1854年にトランクやカバンの製作の工房として始まりましたが、トランクと言っても旅行用の今で言えばスーツケースが主力商品で、その頃一般庶民が今のように旅行が出来る時代ではなかったため、ヴィトンの顧客の多くは、王侯貴族や富裕層、今で言えば本当のセレブ達に愛されてきましたが、今のヴィトンと同様に、布地をトランクやバッグに貼り付けた構造で、軽量さが受けていました。
今で言う新素材を使ったヴィトンの歴史は、博覧会とコーピーの歴史と言って良いでしょう。ヴィトンはその頃人気を博した博覧会に作品を出品して、何度も賞を受賞していましたが、その度にヴィトンのニセモノが作られてきました。そのようなヴィトンの状態は、現在でも変わらないと言えます。ヴィトンのモノグラム・ラインと言われるものは、言わばコピーの防止の為のデザインとして考案されましたが、現在と変わらず、ヴィトンのコピー防止に効果がなく、むしろヴィトンのトレードマークになってしまったのは、皮肉な結果と言えるでしょう。
ヴィトンの企業としての大変革は、1987年にヴィトンとシャンパンで有名なモエ・ヘネシーとの合併によりLVMHが創設された事です。この合併によりヨーロッパ有数のコングロマリット(複合企業)として再スタートしたと言って良いでしょう。その後のヴィトンの躍進は、雅に飛ぶ取り落とすと言って良いもので、世界的な名声ばかりか、ブランドとしても、単にバッグやトランクのブランドと言うより、LVMH傘下に、クリスチャン・ディオールやフェンディ、それにグッチまでも持ちながら、自らも総合ファッションブランドとして、躍進しました。更に村上隆とのコラボレーションに見られるような、積極的な販売戦略をとって、揺ぎ無いステータスを持ったブランドとして発展を続けています。